作曲から公開まで、音楽の経験がまったくない人が入門レベルに達するために、筆者が「最終的な効率がよい」と考える練習法を、なるべく実例を交えながら紹介する。ある程度経験がある人にとっても、制作手順を見直す機会になるかもしれない。
手っ取り早さを優先する人は、とりあえず一足飛びの音楽制作を先に眺めて、もっと練習したくなってから読んでも構わない。ReaperやDominoの大まかな操作と設定も紹介している。制作環境構築の総合情報が欲しい経験者はローコストな音楽制作を参照してみて欲しい。放送向けの情報はストリーミング放送の音声技術に掲載している。
制作対象はメロディ主体のポピュラーミュージックで、歌モノかインストかは問わない。コードネームを中心とした理論にも触れる(練習の段階に応じて必要最小限の理論だけを補っていく)。1人~数人くらいの規模で、打ち込みも活用しながら(または打ち込みだけで)の制作がメインターゲットである。
本文中に「もっと詳しい情報」へのリンクが多数あるが、初めて読む場合にはすべて無視して構わない(内容を理解して、もっと詳しく知りたくなってから参照すればOK)。知識的な情報も多数掲載しているが、実際に制作をやりながら読まないと理解できないだろうし、仮に理屈だけ覚えても役には立たないだろう。
「~には目を通してあることを前提に話を進める」とか「~の内容を理解している前提で話を進める」と書いてある場合は先にリンク先を読んでおくことを推奨するが、わからない話が出てきてから内容を確認しても遅くはないと思う。
他のコーナーでも何度も断っているが、筆者は音楽理論を体系的に勉強したことが一度もないし、楽器がまともに弾けるわけでもない。それぞれの記述はある程度割り引いて受け止めるとともに、理論的な裏付けは外部リンクのページから辿れるサイトなどを参照して各自が取って欲しい。
当然ながら、紹介している制作方法が必ずしも正しい/効率的なやり方である保証はない。筆者自身が製作した曲を別のページに、音声加工系のサンプルファイルはローコスト制作のファイル配布ページに掲載しており、記事中にもできるだけ実際の作業例を挙げている。参考にすべきor信頼に足る情報かどうかは、自分の耳で判断して欲しい。
作曲:基礎編、基礎完成編、トラブルシューティングとFAQ、知識補充編、自動作曲を手作業で真似る(番外編)
作詞:心得と注意点
編曲:予習編、基礎編、基礎完成編、知識補充編、計画的な編曲、ドラムス(番外編)、ベース(番外編)、鍵盤(番外編)
加工:注意点など、モノミックスを作ろう、イフェクタを知ろう、厚化粧の作法(番外編)
楽器:楽器の練習、シンセ入門、エレキギターの扱い方、直球勝負のエレキギター