ローコストな音楽制作について、ハードウェア、ソフトウェア、技術などをいろいろ考えてみる。ここでいうコストは金銭・時間・労力などを含めたもの。筆者自身試行錯誤の段階なので、このコーナーの記事はすべて暫定的なものである。
無料ソフトの豊富さを考えるとPCUnixでの作業も捨てがたいのだが、大多数の読者にとっては(たとえregretなどの便利なパッケージを使ったとしても)Windowsでの作業の方が親しみやすいと思われるので、当面はWindowsベースでの作業をメインにする。PCUnixベースのものも含め別のページでソフトウェアの紹介をしているので適宜参考にして欲しい(Domino、Audacity、cherryなどの紹介記事は音楽メモのトップページから辿れる)。
特殊な注意が必要となるものは別途指摘するが、このページでは活用法に重点を置き、とくに必要なもの以外操作方法の紹介を行わない。ある程度経験と知識のある人向けの記事なので、初心者は急がば回れの音楽制作や一足飛びの音楽制作を参照して欲しい。放送向けの情報はストリーミング放送の音声技術に掲載している。
あくまで筆者の能力とスタイルに沿った制作法で、万人向けではないことを断っておく(基本的な操作法などを超えた部分では、どうしても作業者により向き不向きが出てくる:とくに、DJ的な要素やコラージュアート的な要素が強い音楽制作にはまったく役立たない情報が多いはず)。類似したものが多数あるソフトウェアも、筆者が使いやすいと思ったものを断りなく選んでいる。
当然ながら、紹介している制作方法が必ずしも正しい/効率的なやり方である保証はない。筆者自身が製作した曲を別のページに掲載しており、音声加工系のサンプルファイルはファイル配布のページに掲載してある。参考にすべき/信頼に足る情報かどうかは自分の耳で聴いて判断して欲しい。
ソフトウェアは、各項目の執筆時点で筆者が所有していたバージョンを使用するが、途中でソフトウェアのバージョンを上げた場合は別途注記する(2008年1月現在、だいたい最新版のソフトウェアが手元にあるはず)。
ハードウェア:用途別に必要になるものを挙げた
ソフトウェア:必ず必要なものとあれば便利なもの
運用:細かい注意点やソフト/ハードの使い分けと簡単なトラブルシューティング
ファイル配布:ソフトの設定やプリセット、拙作ソフトウェアなど
ソフト/音源/状況別の作り込み:より具体的な活用法
ハードやソフトなどの感想:Tipsもちょっとだけ
REAPER(English page):使い方がわかりにくい部分のフォロー
ローコストなPA:自前の機材を前提に
どうしてもコスト高になるもの:使いどころを含めて検討する
DAW入門1:準備編(VSTHostスレーブモードの使い方を含む)
DAW入門2:実践編(SoFtDrumとEVM Basslineとsfzの使い方と音源紹介を含む)
DAW入門3:補足編
かけた方がよい手間:省くとロクなことにならない手間
凝った作業:実益はあまりないのでそのつもりで