Drum Premier Vol.3 "Rock"について。
重要な情報:
この記事は筆者が入手したバージョン(2009年4月に購入)に関するもので、その後のバージョンアップや仕様変更に追従していない、あるいは利用環境の違いを考慮していない記述があります。最悪のケースとしてたとえば、筆者が誤った設定で使用したライブラリを(そうと知らずに)「粗悪品」と評している可能性もある、ということに注意してください。
RHODES Premierシリーズのドラムサンプル。販売サイトにはトンデモないことが堂々と書いてあるがサンプルの質はスバラシイ。サンプリング音源なのでサンプラーがないと役に立たないのだが、公式な対応サンプラーは「exs24mkII,Kontakt,Battery,HALion3」になっている。
ハイハットベダル系の音を除き、ポピュラーミュージックで多用する音色はほどんど入っているし、どれも「無加工の生音」なので応用の幅が非常に広い。
筆者はRM F(残念ながら配布が終了している)というドラムサンプラーを使っており、導入費用は非常に安く済んだ(それなりに面倒が増えたし「KONTAKT不要」というわけではないことを承知して欲しい:筆者が作成した設定ファイルを流用するなら、余計な手間のうちかなりの部分は省けると思う)。
詳しい設定内容はファイル配布のページに譲り、ここでは音声サンプルのみ再掲しておく。Jeffのサウンドを真似てみたもの(rockエディションを使用)。バスドラとスネアとハット。Human Touch (Bruce Springsteen: 1992)より引用、本来の演奏に1箇所だけ音を追加してある(バスドラとハットはEQなどの調整だけ、スネアはオーバードライブとリバーブを使っている:真面目にやるならスネアのリバーブをパラ出しして質感を整えないとダメだが、サンプルではFreeVerb2を単にかけただけ、バスドラのコンプなどもかけていない)。スネアが今ひとつ、ハットが一番簡単だった。