筆者自身めったに使わないものもあるので、設定の解説が間違っている可能性がある。各自マニュアルなどで確認すること。基本的に無料のソフトウェアだけを紹介しているが、ライセンスはそれぞれ異なるので必ず確認すること(作者がフィードバックを求めているものもある)。
VSTイネーブラの制限で、きちんと動かないものや表示が化けるものがある(まったく動かないものは紹介していないが、シリーズものの場合一部しか動かないものがあるかもしれない)。とくに、本来int(整数)で指定するはずの値がreal(実数、というか浮動小数点数)になってしまっているものは、本来のインターフェイスを覚えておかないとわけがわからなくなる。基本的に、オンオフのスイッチは0がオフで1がオン、周波数は右が高周波で左が低周波、音量は右が大で左が小になっていることが多い。
BLOCKFISH(fish filletsシリーズその1)
機能が非常に豊富なコンプ。compressionは閾値と圧縮率の兼用(右にいくほど小さな音でも潰れ、また大きく潰れる)、responseはアタックとリリース兼用(左にいくほど急激な効き)、vca/optoは0がvca(普通のコンプ)で1がopto(古いコンプレッサのシミュレート)でオンオフ切り替え、outputは出力レベル、saturationはテープサチュレーションのシミュレート(アナログテープに過剰な録音レベルで録音したときの音の歪み:0だとサチュレーションなし、1だと全開で、リミッターやマキシマイザーと同様に波形のヒゲをある程度潰してくれる副作用もある)、airは高圧縮時にのっぺりとしがちな音の表情を補うスイッチ(オンオフ)、air frec は揺らぎを入れる始める周波数(揺らぎ成分のローをカットする)、air level はゆらぎの強さ、bass cut はコンプレッサの閾値を決める際に低周波を無視するスイッチ(オンオフ)、lo cut frec は無視する周波数の閾値(bass cut がオンの場合のみ有効)、stereo(オンオフ)がオフだと左右のチャンネルをモノラルミックスしてからコンプをかける(オンだとステレオのまま)、sat emph frec はサチュレーションのウェット出力に対するローカットフィルタ、dynamicsatはダイナミックサチュレーション、complexはコンプを2台直列にした状況のシミュレート(オンオフ)、opto memory はタイムラグの量、bypassは文字通り(オンオフ)、残りは不明。普通にコンプをかけるだけなら、コンプレッション、レスポンス、アウトプット、ステレオだけいじればよい。強く潰したいときは、compression0.3~0.4、response0、saturation0.1~0.2で試してみよう。
SPITFISH(fish filletsシリーズその2)
ディエッサー。画面は筆者がよくハイハットに使う設定。senseが音量の閾値(右にいくほど小さな音でも潰れる)、depthが圧縮の度合い(右にいくほど大きく潰れる)、tuneは基準周波数(この周波数帯を中心に潰す:4kHz~12kHzで恐らくリニア)、listenはモニタモード(オンオフ:多分Audacityでは無効)、bypass・soft・stereoは文字通り(オンオフ)。fish filletsシリーズ全般にそうなのだが、妙なプチノイズが入ることがあるので、選択範囲を変えて(ファイルの開始1秒後から終了1秒前までにするなど)何度か試してみるとよい(これはvst-bridgeのバグのようで、筆者の手元でWavosaurやReaperがこの現象を起こしたことはない:vst-bridge1.1で直ったような気もするが未確認)。これもfish filletsシリーズ全般に言えるが、softは常にオンにした方がよい。
FLOORFISH(fish filletsシリーズその3)
エキスパンダー。expansionが潰し度合い(右にいくほど効きが強くなり、1.0で完全な無音=ゲートになるとマニュアルにあるが、実際には1.0でも126db程度潰れるだけ)、attac・release・bypass・stereo・softは文字通り(バイパスとステレオとソフトはオンオフのみ:releaseは0で20ms、0.3で65ms、0.4で125ms、0.5で230ms、1で1500msくらい)、sense adjust は閾値(左に行くほど大きな音にも作用する:後述の40Hz - 12kHzの設定と一致するサイン波の場合、1で-50~-48db、0.7で-40~-37db、0.5で-32~-28dbが遷移域になり、0だと0dbの音も巻き込まれる)、filter listen(オンオフ)は40Hz - 12kHzで設定した音だけをモニタするためのスイッチ(オンでプレビューまたは試しがけして、周波数を決めたらオフにして実際のイフェクトをかける:オンのままだと酷い音になるので注意)、40Hz - 12kHzは基準周波数(この周波数帯の音量を基準にフィルタをオンオフし、0.5で1.5kHz:正確には、0.2で135Hz、0.3で362Hz、0.4で805Hz、0.5で1535Hz、0.6で2623Hz、0.7で4142Hz、0.8で6163Hz:filter listenオフの場合、設定値の0.66倍~1.5倍=上下に半音7つを中心にだんだん弱まりながら、最大で上下に6オクターブくらいまでを認識するようだ)。attac(0~50ms)はフィルタオン>オフの、release(20~1500ms)はフィルタオフ>オンの切り替え時間を示しているので注意(数字が大きいほど遅い)。expansion0.7だと-48dbのホワイトノイズが24db潰れて-72dbになり、0.5だと9.2db潰れて-57.2db、0.3だと4.7db潰れて-52.7dbになる。expansionが高くsense adjustが低いと中くらいの音が大きく潰れてブツ切れになる。たとえばexpansionを1.0にして、sense adjustをノイズが潰れる範囲でできるだけ高く設定して、ノイズが無視されない範囲でreleaseをできるだけ長く設定、最後にexpansionを音が途切れない範囲で選択すると値を決めやすい。40Hz - 12kHzはスペアナを見ながら調整、releaseは0.25~5くらいを目安に(expansionを高くしたときやsense adjustを低くしたときは少し長め)、sense adjustを0.7以下にする場合expansionはsense adjustと同じかやや小さい値に。Audacityでのノンリニア編集でも132サンプル(サンプルレート48KHzで2.75ms)くらい音が遅れるので気にする人は修正しておこう。また、何故か全体の音量も下がるので適用後は増幅をかけておく。
Dominion(fish filletsシリーズと同じ作者の作品)
エンベロープシェイパーとサチュレーターのセット(サチュレーターでエキサイターに近い効果を出せる)。inputはゲイン調整(±6dbまで)、attack・atk length・sustain・sustain length・atk x 2・sus x 2 はエンベロープシェイパーのパラメータ(アタックとサステインの強調/ぼかし:attack/sustainは0.5が±0、x2の項目はattack/sustainパラメータの設定値を2倍にする、lengthはアタック/サステイン1回分の長さで極端に短く取ると音が歪む)、stat <> dyn・soft <> hard はサチュレーターのパラメータ(スタティックだと奇数倍音のみ/ダイナミックだと偶数倍音も発生:どちらもオンオフではない)、hf tune・hf level は歪み成分(ウェット)の中心周波数と音量(周波数は0.5が5.6kHz、0が1.2KHz、0.7が7.4KHz、1が10KHz)、あとは不明。atk lengthは1.0が100msでだいたいリニア(正確には0で5ms、0.5で52ms、1で100ms:デフォルトは0.5)、sustain lengthは0で30ms、0.2で54ms、0.4で129ms、0.5で185ms、0.6で253ms、0.7で340ms、0.8で426ms、1で650ms(デフォルトは0.7らしい)。ヴォーカルに使用するととくに効果的なイフェクト。マニュアルにはMac版(fish filletsシリーズのMac版も)がhttp://www.u-he.comにあると書いてあるが、2011年現在、配布は本家サイトで行われている:ただしMacOS9用)。
George Yohng's W1 Limiter(4Front Technologies(ミラー?)のYohngさんという方が配布している無料プラグインの1つで、この他に4FRONTシリーズやシェアウェアのMastering Bundleなどがある)。4FrontはサウンドドライバOSS(フリーソフトウェアとして開発が始まり、バージョン4.xからプロプライエタリになり、2007年にOpenSolaris用がCDDLで、Linux用がGPLで改めてリリースされ、2008年にBSD用がBSDLでリリースされた:ALSAは、プロプライエタリ開発が続いた期間に生まれた代替プロジェクト)の開発元。
Thresholdはリミッターが作動する閾値(1だとリミッターが作動せず、0.8だと-3.7db、0.6だと-8.4dbで作動する)、Ceilingは処理後に音量を下げる場合の設定(Thresholdと同じく、1だと変化せず、0.8だと-3.7db、0.6だと-8.4dbの変化)、Releaseは音量が閾値を下回ってからリミッターが完全に動作しなくなるまでの時間(0で1ms、0.4で30ms、0.6で166ms、0.7で388ms、0.75で595ms、0.8で910ms、デフォルトは0.622で200ms:大きくするとゆるやかに動作が解除される)。ノンリニア編集なら、0dbまで増幅してから使った方がラクだろう。筆者は必要性を感じないが、A HREF="http://www.betabugsaudio.com/">betabugsaudioでGUIつきバージョンも公開されている。
RubyTube(silverspikeが配布している無料プラグインの1つ)
チューブアンプのシミュレータ。非常にナチュラルな効きでヴォーカルにも安心して使えるし、プリアンプ的な活用もできる。あらかじめ0dbにノーマライズしてから使った方がよい(リアルタイム処理や一括処理では、George Yohng's W1 Limiterの後ろに入れるとラク)。Limiter(オンオフ)が0だとシェイパーモード(Shapeのみ有効でDriveは無視される)、1だとリミッターモード(Driveのみ有効でShapeは無視される)になる。モードを変えると音の潰れ方が少し変わるが、Audacityで使うならシェイパーモードだけでよいだろう(詳しくはヘルプに掲載されたグラフを参照)。上の図はヘルプで推奨されている設定(プリセットのMidium Sparkleでは0.3、Heavy Sparkleでは0.55になっている)。コンプをかけた音源に用いるときはShapeをやや下げるよう指示がある(思い切り上げるとオーバードライブになる:Outputを1にしたままだとAudacityがクリップと誤認することがあるが、0dbの音は変化しないため、どんな設定でもクリップするようなことはない)。Outputは処理後に音量を下げるための設定で、1だと変化がなく、以後0.1下げるごとに2db減衰する。この他にRoomMachine844というエコールームシミュレータなどもある。
Fraser's VST Plugins(配布元のhttp://web.one.net.au/~4viewst/vst/が閉鎖になったらしく、We Love CubaseVSTのVST Plugins2ページ目で再配布が行われている:INVADA RECORDSという会社が配布しているプラグインと機能や設定がそっくりなのだが、同じ作者なのだろうか)(シリーズもの)
上はF_S_Tube。クリップするはずの波形が折り返す真空管風の歪みが特徴で、突入信号への応答も真空管っぽい(中音量域以上には折り返しでない歪み成分も少し入る)。RubyTubeの後にこれをかけるとエレアコなどに合う。Tube(オンオフ)は位相反転スイッチで、1にするとウェット成分の位相が反転する(オンにしたままミキシングバランスをドライ寄り~半々くらいにすると、ドライ成分が相殺され歪み成分だけを取り出すのに近くなる:半々設定でさらにドライブ量が少ないと、ほとんど無音になる)。Overdriveは1で4倍増幅相当(+12db)、0.66で3倍(+9.5db)くらい、0.5で2.5倍(+8db)くらい、0.33で2倍(+6db)くらい(おそらくリニア)。パラメータをアンプのオーバードライブに例えると、入力音量(RubyTubeの後に使うならOutputで調整:0.4~0.5くらいにして、10~12db程度減衰させておくと無難な効きになる)がインプットツマミ、Driveがゲインツマミということになるだろう。Mixは常に1、Tubeは常に0に(つまり正相でパラ出し)しておいて、位相やミキシングバランスは後から調整するのがラクだろうか。ウェットのみで使うのももちろんアリ。
freeverb(Jezar Wakefield という人が作者だが、本家ページであるdreampoint.co.ukは閉鎖された模様)
すでに使い方を紹介したので省略。構成は単純だが使い勝手は非常によい。上記はfreeverb2の画面で、別の作者によるfreeverbTooやfreeverb3もあるが、最初のfreeverbとfreeverb2の関係はよくわからなかった。初心者にはfreeverb2がオススメだが、teruさんという方がC++で再実装したバージョンのfreeverb3(のさらにVSTバージョン)も便利(というか、同じパッケージに入っているIRプロセッサが便利すぎる)。
BJシリーズ(FX plugin pack)
上はBJ Tremoloの図。Tremoloは音量変化の鋭さで、0だとサイン波、0.5だと鋸波のような音量変化になる。Stereoはオンオフ設定で、1(オン)にすると左右のチャンネルで音量変化が対称(右の音量が増加すると左が減少、右が減少すると左が増加)になる。セットものとしては小規模だがどれも高品質で、音質変化系のイフェクトも安心して使える。BJ Overdriveはディストーション的な潰れ方になり、ハードな効きが欲しいときに便利。完全な無音を入力すると最大で+53.5dbくらいのDCオフセットが出力されるので、fish filletsシリーズと同じ作者のnormalizerを前もってかけてくとよい(normalizerにはパラメータが2つあるが両方ゼロでよく、32bit(float)だと-600db弱のナイキスト周波数と同じノイズを入れてくれる:このノイズはビット深度変換時に落ちるため放置しても問題ない)。
TAL plugin
Audacityからは使いにくいプラグイン(Reaperやプラグインチェイナーから使う場合は無問題)がいくつかあるが、品質自体は高い。簡単な設定で効果的な加工を可能にする設計思想はfish filletsシリーズに通じるところがあると思う。上図のChorus-60はAucacityからも(バージョン1.2.6とvst-bridge1.1の組み合わせだとなぜかプレビューできない問題はあるものの)普通に使える。フランジャーなどは、2009年9月現在のバージョンだとAudacityが落ちてしまう。
GVST(シリーズもの:GNUとは無関係でライセンスもGPLではない)
上はGComp(ピーキングモードにしてアタックをゼロにすると本当に機械的に効く)。Audacityでは動かないものもあるが、ハイ/ロー/バンドパスフィルタやディレイが充実しているほか、コンプ兼エンハンサーGMultiやピッチ補正GSnapなど、無料プラグインとして希少価値の高いものがそろっている。
FruityPlugs2(配布ページがどこにあるかわからなかったが、We Love CubaseVSTのVST Plugins1ページ目で再配布が行われている)(シリーズもの)
名前の通りFruityLoops用のプラグインだが、VSTなので他のホストからでも動く(一部例外あり)。上は無料のノッチフィルタとして優秀なFruity free filter。Typeは、0.00から0.14までがローパス、0.15から0.28までがバンドパス、0.29から0.42までがハイパス、0.43から0.57までがノッチ、0.58から0.71までがローシェルフ、0.72から0.85までがピーキング、0.86から1.00までがハイシェルフ。Freqは0.00で10Hz、0.02で25Hz、0.04で42Hz、0.06で61Hz、0.08で81Hz、0.10で104Hz、0.12で128Hz、0.16で185Hz、0.20で253Hz、0.25で357Hz、0.30で489Hz、0.40で863Hz、0.50で1457Hz、0.60で2400Hz、0.80で6267Hz、1.00で16000Hz(50Hzは0.0485、60Hzは0.0590、100Hzは0.0967、120Hzは0.1135、150Hzは0.1363、180Hzは0.1570、200Hzは0.1695、240Hzは0.1930くらい)。Gainは0.5が0dbで、0.1につき3.6db(-18db~18dbまで)だが、一部のモードでしか使わない模様。Qはよくわからないが、ハイパス/ローパスだと0.04がベッセルっぽくなだらかに、0.05がバタワースっぽくわずかに歪みながら削れる(ノッチでは、小さい値だと広い範囲に深く、大きい値だと狭い範囲に浅く効くが、ハムノイズ対策なら0.1~0.3くらいが適当か:0.1で20dbくらい、0.3で12dbくらい削れる)。
Classic Series(シリーズもの)
上図のコーラス(筆者がゆるい不安定感と左右への広がりを出すのに使っている設定)とすでに紹介したコンプのほかに、フェイザー・フランジャー・ディレイ・リバーブ・グライコ・リミッター・周波数フィルタなどがある。
Buzmaxi3(シリーズものの1つ)
以前はAudacityで動かなかった気がしたのだが、vst-bridge1.1とbuzmaxi3の組み合わせで試したら普通に動いた。Modeは0が「aggressive」で1が「smooth」(普段はsmoothだけ使えばよいだろう)、Make UpとOut Ceilingは0.1で2.4db、0.2で4.8db、0.3で7.2dbと、0.1=2.4dbのリニア。SpectrumとMetersはオン(0)にしても意味がないので両方オフ(1)でよいだろう(下3項目は常に1でよい)。上記以外のbuzシリーズにはコンプなどがある(一部シェアウェア)。
GVerb(GVSTシリーズとは無関係)
Audacity標準添付のイフェクトで、上図のような設定にするとアーリーリフレクションとして使える(この場合「Damping」の値はいくつにしておいてもほとんど影響がないが、普通のリバーブとして使う場合は0.8~0.95くらいの間にするとよい:音質ではなくフィードバックの設定なので1.0だとアーリーリフレクションだけになる)。単品アーリーリフレクションがジャンル的に貴重なのはもちろん、品質もなかなか、それでいてIR系よりはるかに軽いので手軽に使える。
この他にag-worksというサイトで配布されているコーラスが非常に高性能なのだが、設定項目が非常に多いため、Audacityで使うにはかなり解像度の高いモニタが必要になる(試していないが、多分1600:1200くらいは必要だと思われる:上から5つめの「Vox 4 Volume」まで見えていればとりあえず使えるが)。Reaperやプラグインチェイナーを使うなら問題なく動作する(詳細はプラグインチェイナーの特集記事を参照)
筆者がよく使うのは、自作のものと増幅・正規化・フェードイン・フェードアウトアウトを除くと、fish filletsシリーズ・Freeverb2と3・F_S_Compが圧倒的に多く、ついでDominion、アンプシミュレーターにRubyTube、コーラスにag-worksのものかChorus-60、ギターをイジる場合はFreeAmp3、フランジャーと潰し系オーバードライブにBJシリーズ、歪み系オーバードライブにF_S_Tubeを追加といった感じ(ここで紹介していないソフトについてはローコスト制作のソフトウェアのページを参照)。
オマケ(エディタとか)
Vimでやってる人がいるらしい。こりゃEmacsでやってる人も絶対いるなと思って探したら、なぜかHaskellでやってる人のブログがヒット、Clojureでもやってるご様子。いや、90年代ごろにはBasicでBGMを作るとか普通に高校の課題とかになってたし、Midiエディタもエディタには違いないんだろうけど、そこで「Vim以外のエディタを使うなんて考えられない」という台詞がサラっと出てくるあたり、DTMの奥深さを思い知らされる心境になった。