一発ネタ(09/10/04)

まずはこの音源を聴いてみて欲しい。ちょっと妙な感じがするかもしれないが、その辺に普通にありそうな打ち込みディストーションギターである。

実はこれ、ベタ打ちしたパワーコード演奏を4frontのピアノ音源で再生した音源に、auraplugが配布しているRed Skull Distortionをデフォルト設定でかけただけである。

まーもともと、アコピとエレキギターなんてのはどっちも鉄弦の楽器で音色が似ていても不思議ではないし、アコピでエレキっぽい音が出せたからといって別にどうということはないのだが、なんとなく面白かったので紹介。


IV TOTO(09/10/07)

こんなサイトを見つけた。トップページに「worldwide TOTO fans anthem」(世界中のTOTOファンによる賛歌)とあったので「THE SONGS」をポチっと押してみるとオリジナル曲らしいビデオ(Youtubeへの埋め込みリンク)がある。

再生してみたところ・・・開始27秒くらいに出てきたボビーのコスプレをしたオッサンがあまりにそっくりで咽せた。見た目だけでなく歌声まで寸分違わずそっくりなのでこれはと思い、Youtubeで検索してみたところ同じビデオが(当然だが)あった・・・説明書きに「IV TOTO is the Worldwide TOTO Fans Anthem, a unique single (you can find on cdbaby and iTunes) made by the fans with Bobby Kimball himself on this beautiful "Shadow Vocals" track.」(強調は筆者による)とある。本人じゃん(ビデオを最後まで見るとスクラーやルークもチラっと顔を出している:ついでに言うとギターソロを弾いている人の見た目がジョセフそっくりなのだが、それはこの際追求しないでおきたい)。

というか、落ち着いて見るとサムネイルの時点でボビーがバッチリ映っているのだが、再生ボタンがちょうど顔に重なってわからなかった。やーしかし、楽しげなことやってるなー。曲自体も、各時代のTotoのエッセンスがちりばめられていて面白かった。


コーラスイフェクトその後(09/10/18)

8/13に少し触れた「数学的に美しいマルチコーラスイフェクト」だが、25年も前の実機に似たようなことをやっているものがあった。シンセストリングス黎明期の名機、ARP InstrumentsのARP String Ensemble(オリジナルはEminent NVのSolina)である。

なんでも、0.2Hzと7HzのLFOと120度のフェイズシフターを用いたそうだが、当時はアナログだったのでBBD(バケツリレー素子)で実装していたらしい。

ということで、さっそく上記の数字をパクってChorus CH-2用のプリセット(ファイル配布のページから入手)を書いてみた。


鍵盤のコード入力(09/10/19)

Domino用の設定ファイルを書こうと以前から思ってはいるのだが、いいまとめ方が思い浮かばない。というか数が増えすぎる。

たとえば右手左手をバラして考えると、4和音の場合、省略なしの回転形が4、3つの回転形を持つ1音省略の形が4、2つの回転形を持つ2音省略の形が6、回転形のない1音だけの形が4で合計40、これがメジャーセブン/ドミナントセブン/シックスス/マイナーセブン/マイナーシックススと少なくとも5パターンあるから最低200通りくらいは考えないといけない。

重複する形(1-5とか)を圧縮してやればイケるのかなぁ。


シーケンサーソフトを作りたい(09/10/30)

具体的な計画はゼロで単に作りたいというだけ。シーケンサーというよりは伴奏作成支援ソフトというか、たとえばこのくらいの伴奏を「ローコードでG>D>Em>C、1拍目アタマ=ダウン>1拍目ウラウラ=ダウン、2拍目ウラ=アップ、3拍目アタマ=ダウンのストローク、2回目の後半2小節は4拍目にダウンアップの装飾、ループの最後はターンバックでD」くらいの入力でひねり出すのが理想。せめてこのくらいまでは頑張りたい(どちらも他のページで使ったサンプルの使い回し)。

もちろん、古参(最初のリリースは1992年のTAWNS用らしい)のCY10 MIDI MUSIC SEQUENCERから独自路線のARC'S-TONEまで伴奏支援機能が充実したシーケンサーはたくさんあるし、ジャンルを絞ればJazz Bassのようなソフトもあるのだが、筆者にはどうもとっつきにくい。Dominoの機能を活用しようとも思ったが、前回触れたコード入力の設定ファイルなども「実用的」には遠い気がする。ぶっちゃけて言えば、2009年5月9日の日記で紹介したRevitar 2.0のアルペジエーターが衝撃的なくらい便利だったので、似たようなことをフリーソフトでやりたいわけである(鍵盤の場合は、ホビーユース系のキーボードについている「コードを押さえるだけでアルペジオになる機能」みたいな感じにしたい)。

ギターの場合、コードネームでデータベースを検索して左手フォーム候補を列挙(前後関係で優先順位を変えられるとなおよい:左手の移動距離で評価式作ればいいんかな)、選択したフォームから各弦の音程を配列か何かに収納、弾き方(4分音符ごとに4弦>3弦>1+2弦>4弦の順、とか)に従って音を出力、といった感じになるだろうか。アルペジオやスリーフィンガーなども代表的なものをデータベース化してやる。で、メインプログラムからアルペジエーターに「ここどうやって弾けばいい?」と問い合わせては出力を吐く、とそんなイメージでいる。

多分楽器ごとに違うサブルーチンでノートを返す必要があるだろうが、筆者がカバーできそうな範囲は、ドラムス、ベース、ギター、ピアノあたり。入力形式も同一にはできないだろうから、先に曲単位の設定をやって、各楽器に継承させる形だろうか(そうするとサンプル用のベタ弾きサブルーチンも欲しいな)。ギターはプレーン弦のノートと巻弦のノートとクォーターチョーキングが必要なノート、鍵盤は右手のノートと左手のノート、ピックベースは普通のノートと指弾き(ピックを持ったまま自由な指で音を出す)を、フィンガーベースは普通のノートとスラップのノートを別のトラックに出せるともっといい。

・・・なんだか風呂敷広げすぎな気もするし、GUI使わないと選択操作をやっていられないだろうし、現実味薄いなぁ。


音楽講座サイトとマルチイフェクタ(09/10/30)

パクりネタを求めつつ音楽講座サイトを巡ることがたまにあるのだが、そのなかで、ウチと似ているような対照的なような不思議な印象を受けたサイトを2つ。まずは孤-R'lyeh-廃(こはいルルイエ)。一昨年の5月開設で、移転計画(延期中)があるらしい。ぶっちゃけ系の解説で、筆者の記事と違い「ちゃんとぶっちゃけて」いる。もうひとつは音楽基礎知識 MUSICLIFE.JP (ミュージックライフ・ジェーピー)。去年の2月で更新が止まっている模様。網羅系の解説があり、筆者の記事と違い見やすい。翻ってウチの記事は・・・今更全面更新なんてやりたくもないし、しばらくは増改築の繰り返しかなぁ。

プラグイン漁りをしていてみつけたVSTのマルチイフェクタも紹介。LUXONIXという会社が無料配布しているLFX-1310。真面目に使った場合、たとえばRubyTubeやFreeVerb3やW1Limitterのような単品イフェクトやらFreeAmpやSpinnerLEのような特化型イフェクトやらに性能で敵わないのは最初からわかっているが、簡潔なUIとまとまったパッケージングに大量のプリセットまでついていて「よくわかんないけどとにかく加工したい」人にはかなりよさそうな感じがする。使い込んだら特集記事でも書きたいなぁ。


とりあえずプリセット(09/10/31)

さっそくLFX-1310のプリセットをいくつか作ってみたが、リバーブが意外とよかった。4種類すべて試したが、少なくとも明らかなハズレはない。変調系とディレイも悪くはなさげ。反面、コンプとフィルタは使いにくい(エレキギターだけに特化して使うのならさほどでもないのだろうが、それだと魅力が半減してしまう)。ドライミュートの設定が個別にできないのとラック数が3と半端なのは、多分わざとそうしているのだと思う。オーバードライブはヴォーカルに使えないこともないが、あくまでギター用っぽい。



もどる / 音楽メモの目次にもどる

自滅への道トップページ