ついにねんがんのパワーアンプをてにいれたぞ(13/06/30)

丸七のボリュームアンプという製品について、100円ローソンでも扱っている店舗があると聞いて探し回ったものの売っていなかったという話を2月25日の日記に書いたが、やはりモノが気になりわざわざ電車で出張って買ってきた。ジップロック式のパッケージには「音量増幅器」の文字、まさにボリュームアンプである(意味不明)。パッケージ裏には「商品の分解・改造は絶対にお止めください」の注意書きがある。そりゃそうだ、弱電だって電気機器だし、乾電池が2本あれば家くらい燃やせる。よい子といい大人は心しておこう。

さて、このアンプに使われているIC「TDA2822M」(1000個単価で60円近く、1万個単価でも50円は切らなさそうな部品なのだが、これを使って100円で売れる製品を作れるとはいやはや)は耐圧15Vでアプリケーションとしては9Vまでを想定、アンプの電源回路に実装されたパスコンは10V耐圧らしい。筆者はギター用のイフェクタをけっこう持っているため、手元にDC9Vを供給できる電源装置や、その出力を電池ソケットに変換するアダプタがいくつか転がっているのだが、幸い買い置きの単四アルカリ電池を20本くらい発見したのでこれを電源にしようと思う。降圧には1.9Vまで耐えるらしいのでアルカリ電池ならそれなりに動くだろう。

IC自体は2ch仕様だが、このアンプではブリッジ接続負荷方式(bridge-tied load:シグナルとグランドを共有する2つのアンプの片方を位相反転し、両者の出力の間に負荷抵抗を挟む方式で、各アンプからは負荷抵抗が半分になったように見える)を採用しており、両方のアンプを1つのチャンネルに使っている。こうすることで結果的に、2倍の負荷抵抗に対して2倍の電力を供給できる(たとえばこのICでは、6V給電時に8Ω負荷に対してアンプ1つあたり380mW供給できるが、6V給電でブリッジ接続だと16Ω負荷に対して合計800mWと約2倍供給できる:それぞれのアンプから見ると、16Ω負荷のブリッジ接続でも8Ω負荷の通常接続とやっていることは変わらず、電力が単純に合計される)。

ICのスペックシートによると3V給電時にブリッジ接続した16Ω負荷に対して120mW供給できるようだから、極限ローエンドのイヤフォンにぶっ込むと壊れる(このクラスだと最大入力はだいたい10〜100mWくらいで、オーディオテクニカは40mW、ソニーや松下は100mWのものが多く、AKGのK309のように15mWなんてものもある:K309は感度やインピーダンスが高いのでそんなものかもしれないが、AKGは大型ヘッドフォンでも許容入力200mWのものが多く、それ以上は突っ込まないよねという態度に見える)。というか、感度が100dbSPL/mWだったとして100mW突っ込むと120dbSPLに(歪まなければ)なるわけで、イヤフォンより先に耳が壊れる。

冒頭に挙げた日記で紹介した超小型パッシブスピーカelectricaは、インピーダンス8Ω、音圧感度80±10dB、定格入力250mW、最大許容入力1000mWだから、220mWの供給でギリギリ定格内、73dbSPL@1m前後の音が出る計算になる(実際には歪むけど)。マーシャルの1960Vを4Ωモードにしてぶっ込むと・・・能率が106dbSPL/W@1mで0.35Wの供給だから・・・おお、100dbSPL@1mも出る計算じゃないか。これは凄い。せっかくだから試すときは動画でも録りたいなぁ。追記:録音や撮影はしなかったが、実際に1960につないでみた(2013年11月24日の日記を参照)。



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