プラットフォームがなぁ(12/07/29)

TC HELICONからVoiceTone Mic Mechanicというペダルが出た。EQ、コンプ、ディエッサー、ゲートを自動化して、ディレイとリバーブとピッチコレクトを装備し、接続上は従来のチャンネルストリップ的なポジションに位置する。

商売としては実に上手い。EQもコンプもディエッサーもゲートも、調整はそれなりにメンドクサイ。そこを(下手に半自動にせず)ワンボタンでのオンオフ切り替えのみに割り切ったのは(有用性のほどは知らないが、少なくともアイディアとして)お見事である。

メーカーは「ライブ用」と称しているが、中規模以上のPA設備がないとリアルタイムピッチコレクトの意味がないし、それなりの環境にわざわざ簡易機能しかないペダルを持ち込む必然性もないので、これはただの方便だろう。それよりも、アウトボードっぽい使い方をするのが現実的な気がする。

・・・と考えると「じゃあどこからセンドリターンするの?」という話がネックになるわけで、ハンディレコーダーあたりにそういう機能があったら面白いのになと思う(パソコン上でソフトウェア処理する手ももちろんあるが・・・かったるい気がする)。



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