ドローバーのメモ(08/10/12)

最近お気に入りのセッティング。オーバードライブは結局Ruby Tubeをメインに使っている。ギターアンプシミュレータだとフルアップにしたときアタックが潰れすぎな気がする。Freeampはキャビネットシミュレータとしてだけ使うか、ワウやコーラスが必要なときに使う感じ。

428624102でパーカッションは6倍音と3倍音、クリックは入れるがビブラートはオフ。オーバードライブをガッチリかけてからレスリーシミュレータを低速>高速で2本通す。オーバードライブの後ローパスかけた方がいいのかも。パンチのある音。

将来的には、鍵盤からMIDI信号でレスリーシミュレータの低速/高速/バイパスを切り替えたいので、使わない端の方の鍵盤の信号をCCに変換するプラグインを噛ます必要がありそう(ちょっと面倒)。フィジカルコントローラがあればもう少しスマートなのだろうが、ハードウェアはあまり増やしたくないしお金もかけたくないのでパス。

008600000でパーカッションは6倍音と3倍音、シェイパー程度のドライブをかける。透明感がイマイチなのでシェイパーの後にコーラスをかけようかしら。

フルアップでオーバードライブ全開。レスリーシミュレータを通すよりフランジャをかけた方がよさそうな気がする。ワウも面白そうだが、ディストーションギターと似た音になりすぎるのも嫌なので検討中。


似非音楽(08/10/26)

excite経由のJ-CASTニュースで知ったのだが「JPOPサウンドの核心部分が、実は1つのコード進行で出来ていた」と称するビデオがニコニコ動画で公開され、話題になっているらしい。

ちょっと音楽をカジった人ならこれがタチの悪い「釣り」だということはすぐにわかるはずだが、実際の反響を見てみると、ネットの持つ衆愚性がモロに出てしまった形である(動画を公開した人が真面目に主張している可能性は否定しないが、もし素でやっているとしたらなおさらタチが悪い)。

ここで「王道進行」と呼ばれているのは「4536または2536」の進行で「3645または3625を逆循環的に再配置したもの」と同義である。ぶっちゃけた話「そんなのありふれていて当たり前」なのだが、音楽を知らない人にこれを説明するのは、理科を知らない人に「マイナスイオン」や「活性水素」のナンセンスさを説明するのと同じくらい難しい。

12小節ブルースや3コードロックや循環系Jazzを引き合いに出すまでもなく、コード進行が同じだから形骸化だなどというのは暴論なのであって、コード進行だけ貼り付けたところで「曲」が出来上がるまでははるかに遠い道のりが残っている(急がば回れのページなどでその一端を紹介している)。もしこの「遠い道のり」を欠いていれば、それは最初から「曲未満」の代物なのであって、進行が似通っているなどというごときは本質的な問題でない。

この珍論自体はわざわざ咎めだてするようなものでないかもしれないが、反響まで含めて考えれば「音楽を知らない人」がそれだけ増えたということであり、少なくとも感慨に値する。もちろん、ここでいう「音楽を知らない人」は「音楽の知識がない人」のことではない。鼻歌ひとつ、手拍子ひとつ、足踏みひとつでいとも簡単に音楽に触れられるということを、体験したことがない人たちのことである。



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