最近メトロノームに関する意識が変わってきた。というのは、ギターを始めた当初は「メトロノームに合わせて演奏するのは難しい!」としか感じなかったのが「メトロノームに頼ってリズムを保つ」という感覚が少しわかってきた。
まだメトロノームの音量を大きめにしないと見失うことも多いが、たとえば4分-8分休-2分-8分休のストロークで弾き語りするときなど、メトロノームのテンポに乗る感じだと歌とギターがちぐはぐにならない。休符を演奏する意識も多少育ってきたし、これはよい影響だと思う。
メトロノームの話とはまったく関係ないが、hi-Aのコードはlo-Aのコードに2オクターブ上のルートをかぶせただけだということに改めて気付いた。
ESPのティアドロップ0.8mm(筆者が持ってるティアドロップの中で一番薄い)を思い切り(ピックの先がボディに擦れるくらい)深く入れて、力任せにストロークしてやるといい感じに弦が鳴く。
音はこんな感じ。最近エレアコの音作りも練習しているのでちょっと加工してみた(コンプ・オーバードライブ・リバーブ・2極EQ程度)。左がピックアップの音で右がマイクの音。オーバードライブをガッツリ入れるとこんな感じになる。ビビリが入っているが、もうちょっと弦を太くすれば少し楽になるかもしれない(現在アコギ用のライトゲージ)。
弾くというよりはピックで弦を殴る感じ。ダウンストロークのとき6弦に当たったピックがしなってこういう音になるため、薄いピックでないとこのアタック感は出しにくい。
クラプトンのTears In Heavenに手を出してみた。オリジナルのギターが凄すぎなのでインチキなストロークでやるのはちょっと気が引けるが。
2カポG(オリジナルキーはA)
G>D>Em>G>C>G>D
Em>D>Dm>E
Am>D7>G>D
オンコードを勝手に省略したりsus4を無視したりしているが、背伸びしても無理なものは無理なのでとりあえずこれで。簡略化してはあるもののD>Dm>Eが難しい。
自作曲
G>D>C(4回)
G>D>C>D>C
G>D>C>D>C
Am>C>Am>C
Am>Em>Am>D
G>D>C(4回)
歌詞がまだ固まってないのでコードだけ。作曲の真似事を始めて10年になるが、歌モノを作詞作曲両方担当して作るのは初めてだったりする。苦手なので歌詞はあまり書きたくないのだが。
そろそろ弦の張り替えを考えているのだが、これまで取り上げていなかったので弦の種類をいくつか見てみたい。
まず太さ(ゲージ)。アコギ/エレアコともにライトゲージが標準的に使われる。細いとチョーキングやタッピングなどがしやすく指弾きにも向き、太いと大きな生音が出しやすい。また、ある程度太い弦を使った方がチューニングが安定しやすくカポのつけはずしにも強くなる。ミディアムゲージはアコギやスライドギター用、エクストラライトゲージはエレアコ用に使うことが多い。ヘビーゲージはヘビーゲージ用のギターに張らないと、楽器を痛めることがある。
アコギ/エレアコでは3弦から6弦までが巻弦(ワウンド弦)、エレキでは4弦から6弦までが巻弦であるが、上から丸い断面の線が巻いてあるのをラウンドワウンド、四角い断面の線(リボンとも)が巻いてあるのをフラットワウンドという。フラットワウンドは高音やサステインが弱まり丸くて滑らかな音になるらしい(ベースでよく使われる)。
以下は、マーティンのラウンドワウンドブロンズ弦(マーティンが扱っていないゲージについてはダダリオのフォスファーブロンズ弦)の太さ。メーカーによって微妙に太さが違い、たとえばマーティンのライトゲージは3弦が0.025インチだが、ダダリオは0.024インチである。
1弦 | 2弦 | 3弦 | 4弦 | 5弦 | 6弦 | 型番 | |
エクストラライトゲージ | .010 | .014 | .023 | .030 | .039 | .047 | M-170 |
カスタムライトゲージ | .011 | .015 | .022 | .032 | .042 | .052 | EJ26 |
ライトゲージ | .012 | .016 | .025 | .032 | .042 | .054 | M-140 |
ミディアムゲージ | .013 | .017 | .026 | .035 | .045 | .056 | M-150 |
ヘビーゲージ | .014 | .018 | .027 | .039 | .049 | .059 | EJ18 |
コンパウンド | .0115 | .014 | .023 | .028 | .038 | .047 | M-130 |
筆者が使っているサイレントギターは弦高が非常に高く(ライトゲージを張った状態で指板から弦の下端までを定規で測ったところ、1弦1フレで2mm、6弦1フレで2.5mm、1弦12フレで4mm、6弦12フレで4.5mmくらい、フレット高は1mmちょっとで、サドルからすぐネック側にピックアップ入りの筒があるため、ブリッジ側の調整はできない:低音側が順反り方向に軽くねじれており、1カポで最終フレットのブリッジ側を抑えると、1弦と12フレの間はごくわずかに、6弦と12フレの間は0.5mmくらい浮く)、ライトゲージでも左手がかなり苦しいのだが、エクストラライトでは弦が暴れすぎるため悩みどころである。
アコギ/エレアコ弦の材質はブロンズ(銅とスズの合金で、80/20とか85/15といった具合に配合比率が表示されている)が主流で、銅が多いと柔らかめ、スズが多いと明るめの音になる。フォスファーブロンズは名前のとおりリンを添加したもので、明るめの音になり寿命も伸びる。マグネティックピックアップ採用のエレアコには、エレキギターと同様ニッケル(柔らかい音が出る)を使うことが多い。コンパウンドは芯線と巻線の間にシルクやナイロンが挟まっており、非常に柔らかい音がするらしい(シルクを使ったものはとくにシルクアンドスティールと呼ぶ)。エレキギターにステンレスの弦を使うこともあり、硬い音が出せるそうな。たいていの弦は材料の金属がそのまま表面に出ているが、シルクアンドスティールは銀メッキしてあるものが多く、エリクサーの巻弦には表面に樹脂コーティングされたものもある。
最近Fretted SynthのFreeAmp3というプラグインで遊んでいる。
02/07の記事にも少し書いたが、サイレントギターは音がエレキっぽい部分があるので、アンプを通すとけっこう化ける。反対に、ピエゾピックアップでかつソリッドボディなためピックが弦に当たる音が強調されすぎ、エレアコっぽい音は作りにくいようだ。
ついでなので嘘アルペジオにも手を出した。アルペジオのやり方についてネットで検索すると難しいことがいろいろ書いてあるが、1拍めさえベース音が出ていれば他はどうなっていてもあまり差し支えあるまいという考えで、ベース>3弦周辺>1~2弦周辺>3弦周辺くらいでアバウトに弾いてみたところ、なにやらそれっぽい音が出たのでそのまま通している。